
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
CSVをエクセルで開くとデータが#NAME?になる場合の対処手順
CSVファイルをエクセルで開くと、下記のように「#NAME?」とエラー表示されてしまったことがありませんか?

この現象は、CSVファイル(テキスト)のデータに「+(プラス)」や「-(マイナス)」記号が付いていると、エクセルが勝手に「式だ!関数だ!」と解釈してしまうことが原因で発生します。
本記事では、この「#NAME?」現象を回避する手順を説明します。
CSVをエクセルで開くと+/-データが#NAME?になる場合の対処手順
#NAME?になってしまう原因
CSVファイルをエクセルで開くと#NAME?となってしまう現象は何故起きるのでしょうか?
まず、下図を見て下さい。

#NAME?となっているセルのデータは「=+A」になっています。
「=」が付いているので、エクセルは計算式と認識していることが分かります。
では、このデータが実際はどうなっているのかというと。

上図はCSVファイルをメモ帳で開いたもので、この結果からデータが以下のように変換されてしまっていることが分かります。
0001 → 1
+10 → 10
+A → #NAME?(=+A)
CSVファイル(テキスト)をエクセルで開くと、使う側が意図しないデータ変換がされてしまうことが分かります。
回避方法 → テキストファイルのインポート
この「#NAME?」を主とした誤変換は、「テキストファイルのインポート」を行うことで回避することが出来ます。
手順1 エクセルの「データ」タブから「外部データの取り込み」

手順2 開きたいCSVファイルを選択しインポート

手順3 データのファイル形式を選択して次へ

手順4 区切り文字で「カンマ」のみを選択し次へ

手順5 範囲とデータ形式を選択し完了

手順5 最後、データの取り込みセルを指定しOK

CSV(テキスト)のインポート結果
上記手順でCSVをインポートした結果が以下です。

普通にエクセルで開いた時の以下の現象が回避されていることが分かります。

0001 → 1
+10 → 10
+A → #NAME?(=+A)
まとめ:CSVをエクセルで開くと+/-データが#NAME?になる場合の対処手順
CSVをエクセルで開くとデータが#NAME?になる場合の対処手順は以下です。
CSVのインポート
(1)エクセルの「データ」タブから「外部データの取り込み」
(2)開きたいCSVファイルを選択しインポート
(3)データのファイル形式を選択して次へ
(4)区切り文字で「カンマ」のみを選択し次へ
(5)範囲とデータ形式を選択し完了
(6)最後、データの取り込みセルを指定しOK
一度手順を覚えてしまえば難しいことはありません。