
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
エクセルで乱数を作成する方法2選
(1)RANDBETWEEN関数
(2)RAND関数
上記2つの関数を使用して、乱数を簡単に半自動で生成する方法を説明します。
エクセルで乱数 1 RANDBETWEEN関数
RANDBETWEEN関数とは?
RANDBETWEEN関数は指定した整数の範囲で乱数を生成します。
=RANDBETWEEN(最小値, 最大値)
最小値:乱数の最小値を整数で指定
最大値:乱数の最大値を整数で指定
RANDBETWEEN関数の使い方
RANDBETWEEN関数を使用して、最小値=1 最大値=10の乱数を発生させた結果が以下です。

発生させたい乱数の数だけ関数を作ります。
RANDBETWEENはワークシートが更新される度に再計算を行うことになるので、どこか別のセルに数字を入力するだけで、全ての乱数が再計算されます。
また、同様に「Shift」+「F9」を押すことでも再計算が実施されます。
RANDBETWEEN関数での小数点の使い方
RANDBETWEEN関数は「整数」の乱数しか生成出来ません。
では、小数点を持つ乱数を発生させたい場合はどうしたらよいか?
まず、下図を確認してください。

こちらも、前項と同じく、最小値=1 最大値=10の乱数を生成しているのですが、結果に小数点が付いています。
関数を見て貰えれば分かるように、RANDBETWEENで生成した乱数を10で割ることで小数点に対応しています。
また、10で割らなければならないので、あらかじめ乱数の範囲を最小値=10 最大値=100(10倍)にしています。
この方法であれば、RANDBETWEENでも小数点を扱えるようになります。
エクセルで乱数 2 RAND関数
RAND関数とは?
RAND関数は0以上で1よりも小さい乱数を生成します。
=RAND()
0以上で1よりも小さい乱数を生成
1は含まれない
RAND関数の使い方
RAND関数を使用して乱数を発生させた結果が以下です。

RANDBETWEEN同様にワークシートの更新か、「Shift」+「F9」を押すことで再計算が実施されます。
RAND関数の範囲指定
RAND関数でも、乱数を発生させたい数値の範囲指定を行うことが出来ます。
数値AとBの間で乱数を発生させたい場合
=RAND()*(B-A)+A
上記RAND関数を使って、さらに範囲指定した結果が以下です。

RAND関数を使って、1~10の範囲の数値で乱数を発生させた結果になります。
RAND関数の整数
さらに整数で表示させる方法を説明します。
ここは単純にINT関数を使いましょう。
=INT(数値)
整数に切り捨てる
RAND関数を使って、範囲指定した乱数をさらに整数で表示した結果が下記です。

INT関数を使うことで、整数に切り捨てられていることが分かります。
まとめ:エクセルで乱数(ランダムな数字)を作成する方法2選
エクセルで乱数(ランダムな数字)を作成する方法は以下の2選です。
(1)RANDBETWEEN関数
(2)RAND関数
本記事で説明したように、関数を工夫することで、範囲指定や小数点なども対応出来るようになります。