
でも、正直運動は苦手だし、家の中での筋トレもしたくない。なんかもっと簡単に出来て自律神経に良い運動はないものか。。。
こういった不安に答えます。
本記事の内容 ⇒ 自律神経を整えるヨガの効果
当ブログでは、自律神経失調症を改善するために「適度な運動」を推奨しています。しかし、自律神経失調症の症状が酷くなると、立つことも辛いので「運動どころではない」と感じる人も多いかと思います。
また、運動自体が苦手でいざ始めても継続出来ずに、「運動をしなくてはいけない」という気持ちがプレッシャーとなり、自律神経失調症の症状が逆に悪化してしまうといった話も耳にします。
そこで、そんな方におすすめしたい運動が「ヨガ」です。
ヨガはストレスへの適応力を高めることが出来るようになる運動です。
ヨガを行うことで、自分の内面に潜んでいるストレスの原因を見つけ、自分の心と向き合い、自然な感じ方や行動が出来る自分を育てていきます。
そして、ヨガを続けることで自分の精神も身体も自然の一部であることを感じ、心身共にリラックスすることが出来るようになります。
ヨガの自律神経失調症への効果は以下です。
1.ヨガの呼吸法で心身のリズムを整える
2.ヨガのポーズによる血流の改善
3.ヨガの瞑想によるリラックス効果
ヨガ療法は、病院でも積極的に取り入れられており、心身症・神経症などの治療に効果を発揮しています。
私の奥さんはヨガのインストラクターです。
ヨガを行う事で、心身共に安らぎ自律神経失調症は改善に向かっています。
それでは、それぞれ見ていきましょう。
ヨガの呼吸法で心身のリズムを整える
ヨガを始めとした東洋で広まっている健康法には、「調身、調息、調心」という考え方があり、この言葉は、体を調え、呼吸を調え、心を調えることを意味します。
すなわち、呼吸を調えることが、心身を健康に維持することに重要な役割を担っている事を教えとしているのです。
この考え方は「自律神経を整える」ということにピッタリ当てはまります。
ヨガで基本とされる呼吸法は以下の3つです。
1.腹式呼吸
ヨガの呼吸法で一番基本となる呼吸法。鼻から息を吸い込んでお腹を膨らませ、口から息を吐ききってお腹をへこませる。
2.片鼻呼吸
左右の鼻孔を交互に使って呼吸。口ではなく、鼻を使って呼吸する。
3.浄化呼吸法
吐く息と吸う息を早くリズミカルに交代させ呼吸する。
是非実践してみて下さい。
少し練習が必要ですが、すぐに出来るようになります。
ヨガのポーズによる血流の改善
「ハタヨガ」という、肉体的なポーズと呼吸法に重点を置いたヨガの流派があります。
このハタヨガのポーズを定期的に行うことで、心と身体が徐々にストレスに強くなり、また、ポーズと呼吸法の効果で体の血流が良くなり自律神経失調症の改善にも繋がります。
ストレスに強くなるハタヨガの代表的なポーズは以下の3つです。
1.コブラのポーズ
2.ねじりのポーズ
3.屍のポーズ
YouTubeには数多くのハタヨガのポーズがありますので見てみましょう。
毎日少しずつ行うことをおすすめします。
コブラのポーズ
ねじりのポーズ
屍のポーズ
ヨガの瞑想によるリラックス効果
ヨガの「瞑想」は日本でいう「座禅」と同じ考え方であり、姿勢を正しゆっくりおだやかな環境下で身体の感覚を調え、また呼吸をゆっくり調えながら、精神を平静な状態に導きます。(「調身、調息、調心」)
瞑想を行うことで、交感神経の働きが不活性化し、副交感神経が「ジワジワー」と優位になっていきます。
この状態は、体は寝ている時と同じように休んでいながら、脳は静かに働いている状態であり、まさに「極上のリラックスモード」といえます。
ただ、この「瞑想」はいきなり上手く出来るものではなく、ある程度の訓練を必要とします。まずは、5分でも10分でも「呼吸法」の項であげた「腹式呼吸」を実施しながらゆっくりと目を閉じてみましょう。
毎日決まった時間を繰り返すことで、瞑想による「リラックス状態」がどういったものかを掴めることが出来ます。
また、瞑想は「静かな場所」や「ひとりの時間」でしか出来ないと思われがちですが、実はそんなことはありません。
リビングのソファの上でも、電車で座っている時でも、そっと目を閉じて腹式呼吸を繰り返すことで心と身体を「リラックス状態」に導くことが出来ます。
ストレスが多い現代人の生活の中で、心と身体をリセットする時間が必要です。
どんなに忙しい時でも「自分自身と向き合う時間」を持つことが、自律神経を整えることに繋がるのです。
まとめ:自律神経失調症をヨガで治す【運動が苦手でも可能】

ヨガの自律神経失調症への効果は以下です。
1.ヨガの呼吸法で心身のリズムを整える
2.ヨガのポーズによる血流の改善
3.ヨガの瞑想によるリラックス効果
ヨガを行うことで、呼吸、身体、心を調えることは、自律神経失調症の改善に直結します。
また、ヨガは運動の好き嫌いや得意不得意に関係なく出来ることから、長く継続出来る運動として幅広い年齢層に広まっています。
自律神経失調症を改善するために「運動」は不可欠です。
そして、「ヨガ」は誰にでも続けられる、心と身体をリラックスさせる運動です。
継続すれば必ず回復に向かいます。
一緒に頑張りましょう。