
こういった不安に答えます。
本記事の内容 ⇒ 自律神経失調症の薬と有効性
自律神経失調症は薬を服用するだけでも症状を緩和させることが可能です。しかし、実は私もそうだったのですが「出来れば薬に頼りたくない」、「副作用が怖い」といった考えや、1週間程度飲んだだけで「効果が無い」と判断し、服用を止めてしまっているケースも多いようです。
自律神経失調症の薬と効果/その考え方
1.薬物療法は必要な治療法
2.薬物療法でも安定まで2~3カ月は必要
3.薬は効果を信じて飲むこと
4.薬が治療の全てではない
薬物治療を怖がる必要はなく、むしろ苦痛を軽くするには充分な効果が得られます。
薬を飲むことに罪悪感を持ち薬を拒否する行為は、症状を治せないばかりでなく、むしろ症状を悪化させてしまうケースがあります。
薬はその効果を信じ飲むことが何よりも大事であり、また効果が出るまでしばらく時間がかかるので、根気強く飲み続けることも必要です。
それではそれぞれ見ていきましょう。
自律神経失調症に薬物療法は必要な治療法
本ブログでは、自律神経失調症を改善する方法として「適度な運動」を推奨しています。しかしながら、自律神経失調症の症状が進むと「立つことさえもキツイ」ことも珍しくありません。
そうなると、「とても運動どころではない」ということになるかと思います。
まず現在の苦痛をいち早く取り除く手段として「薬物療法」は必要な治療法であることは間違いありません。また、自分が飲んでいる薬はどのような効果がある薬なのかを理解し、薬に対する知識を持つことは、薬の効果を上げるためにも大切なことになります。
自律神経失調症に使われる主な薬は以下になります。
1.抗不安薬
不安や緊張の緩和、興奮状態の鎮静化、自律神経の調整作用、パニック耐性作用に効果
2.睡眠薬
睡眠障害を緩和
3.抗うつ薬
自律神経失調症の症状の背景に「うつ」が隠れている場合に効果がある
処方してくれた医師に薬の「効果」と「副作用」をよく質問しておくことをおすすめします。何も知らずに飲むのと、知識があって飲むのでは治療効果が変わるものだと思いましょう。
自律神経失調症の薬物療法は安定まで2~3カ月は必要
薬物治療を開始ても、その自律神経失調症の症状が安定するまでは2~3カ月はかかるものだと認識しておきましょう。
薬を飲み始めて、少しよくなったからといって薬を止めるとすぐにぶり返しますし、
逆に2~3日飲んで効果がないからといって飲むことを止めてしまっては本末転倒です。
「薬での治療」も「運動」と一緒で、すぐに効果が現れるものではありません。
最も無意味な行為は、「いろいろな事に手を出し、それを短期間で止めてしまうこと」です。
薬を飲み始めても1カ月で止める、運動を開始しても1カ月で止める、ネットや本で得た知識をコロコロと短期で試してみても何の効果も得られません。
「薬」でも「運動」でも、まずは、2~3カ月を我慢して継続することが大切です。
私の失敗談として、病院をコロコロ変えたり、漢方薬に手を出し直ぐに止めたりと、今考えるとどうしようもない行動をしていました。。。
自律神経失調症の薬は効果を信じて飲むこと
薬の効果を最大限に引き出すことは、「その薬を信じること」と医師に教えてもらったことがあります。
副作用がおきたらどうしようとか、効果がなかったらどうしようとか、半信半疑の状態で飲んでも効果は出ずらいもので、仮に薬に何かしらの不安があるのであれば、安心するまで医者に質問をすべきということです。
自律神経失調症の症状はとてもキツイもので精神的にへこたれている場合が多く、薬に対しても疑心暗鬼になり「信じることが出来ない」と思ってしまうかもしれません。
しかし、そのマイナス思考になりやすい一面が自律神経失調症を発症した原因のひとつかもしれません。
薬を飲み自律神経失調症の症状を緩和することは、物事を前向きに捉えられるようになる為の処方のひとつと思うことも大事です。
自律神経失調症は薬が治療の全てではない
自律神経失調症は薬で全てよくなるわけではなく、生活習慣の改善が症状改善への最大の要素であり、その補助として「薬」があるのだと思います。
当ブログで推奨している「運動」も症状が酷ければ出来ませんし、そもそも気持ちがふさぎ込んでいれば「改善へ一歩を踏み出す」勇気も出ないかもしれません。
その「一歩」を踏み出すために「薬」が必要になる場合もあり、「薬」によって症状が緩和した時に初めて、ご自分の生活習慣を見直すことが出来るのではないかと考えます。

まとめ:自律神経失調症の薬と効果【薬を信頼すれば回復します】

自律神経失調症の薬と効果/その考え方
1.薬物療法は必要な治療法
2.薬物療法でも安定まで2~3カ月は必要
3.薬は効果を信じて飲むこと
4.薬が治療の全てではない
薬物療法の最大のポイントは、「薬の効果を信じ継続すること」です。
そして、「薬」はあくまでも補助的な役割であり、自律神経失調症を回復させるには「生活習慣の見直し」が必要です。
「薬物療法」でも「生活習慣の見直し」でも、自律神経失調症の回復には時間がかかります。
しかし、治療を継続すれば必ず改善するものであり、命を落とす病気でもありません。
私も20年間患っていますが、ようやく改善を実感できる状態にまで進んでいます。
一緒に頑張りましょう!
