
こういった不安に答えます。
本記事の内容 ⇒ 自律神経失調症が原因で休職【退職や転職も視野に】
自律神経失調症を発症すると、めまいや動悸、疲れやすかったりで職種によっては仕事を続けていくことが難しくなる場合があります。
特に、立ち仕事だったり、体力が必要な工場勤務、外回りが多い営業は厳しいのではないでしょうか。
単純に仕事が辛くなるだけではなく、めまいや動悸といった症状は工場勤務や車を運転する運送業では「危険」を招くこともあるので、「休職」という選択肢を選ばなければならないこともあるかと思います。
自律神経失調症が原因で休職 実践する4項目
自律神経失調症が原因で現在の仕事を続けることが困難だと悩んでいるのであれば、まず一人で不安を抱えることを止めて、以下の4項目を実践してみてはいかがでしょうか。
・上司に相談して、業務内容の変更や配置転換を願い出る
・産業医がいるのであれば相談する
・会社の休職制度を確認する
・転職の準備もしておいた方がよい
私は製造業ですが、幸い一日中立ち仕事ではなかったので、発症後も何とか仕事を続けることが出来ました。
ただ、通勤での車の運転、立ちながらの朝礼、出張での電車、PC作業など、体調不良と闘いながらの仕事でしたので、いつ休職や退職を選択してもおかしくない状況でした。
一番大事なものは仕事ではなく自分の体です。
症状が悪化して取り返しがつかないことが起こる前に思い切って行動することも必要です。
それでは、それぞれ説明していきます。
上司に相談して、業務内容の変更や配置転換を願い出る
体調不安で現在の業務に不安を感じているのであれば、まず上司に相談することをおすすめします。
職種にもよりますが、自律神経失調症が原因の体調不良は、立ち仕事、体力仕事、長時間の運転は非常にキツイものがあり、また危険も伴います。
こういった場合は、まず上司に相談し、業務内容の変更や配置転換を願い出ることも必要だと思います。
自律神経失調症で特につらい症状は「めまい」であり、私の経験上「事務職メイン」であればなんとかこなせますが、立ち仕事や運転を伴う仕事を続けるのは厳しいと言わざるを得ません。
自分の所属する部署に「事務職」があればそちらへの変更、なければ「配置変換」を願い出ることが休職せずに仕事を続ける方法であると思います。
産業医がいるのであれば相談する
自分の会社に産業医が居るのであれば、今現在の体調について相談してみましょう。
前項で説明したように上司に相談することは大事ですが、同時に産業医にも相談しておくことでメンタル的な部分が楽になることがあります。
自律神経失調症というのは、原因が分からない体調不良の総称であると思ってよいです。
ですから、周りから体調不良を理解されずらいこともあり、一人で悩みを抱え込むことが多くなりがちです。
このような不安を抱えている時に産業医のような、医学的知識のある方に相談し適切なアドバイスを貰えるだけで気持ちが楽になったり、今後仕事とどのように付き合っていくかを具体的に示してもらえます。
もちろん、症状が酷ければ「休職」といった選択も提示してくれるでしょう。
会社の休職制度を確認しておく
「休職」は法律上では何も定められておらず、各企業独自で制度を設けています。
ですから、休職の期間や休職中の給料の額などを事前に確認しておいた方が良いことは言うまでもありません。
休職中の給料があまりにも安かったりするのであれば、思い切って退職してしまった方が経済的には良い場合も考えられます。
退職して得られる退職金や失業保険で当面の生活費を確保出来るのであれば、退職しゆっくり休養して自律神経失調症を治療するのも良いでしょう。たとえ休職したとしても、リミットが決まっていることであり、このリミットが逆にストレスになり休養しているのに症状が良くならないこともあるからです。
転職の準備もしておいた方がよい
自律神経失調症で体調を崩して、今の仕事が続けられない状況になってしまったのであれば、休職だけではなく、「転職」の準備もしておいた方が良いです。
先に説明したように、業務内容の変更や配置換えが叶わないのであれば、思い切って転職をすることで、体に負担の少ない職業に出逢えるチャンスがあるからです。
また、ネット環境やSNSが普及した現在であれば、職種によっては「リモートワーク」を積極的に取り入れている企業もあります。
職種が事務職であっても、通勤電車が長かったり、運転が長かったりすることは、自律神経失調症を発病している方にとっては非常にキツイことです。
それがリモートワークであれば、通勤で消耗することもなく、自宅や自宅近くのワーキングスペースで仕事が出来ることになり、体への負担は激減することになります。
体調が悪いからといって転職を諦めることは、とても勿体ない行為だと思います。
実際に転職活動しなくても、転職サイトにエントリーするだけでいろいろな企業からのオファーが届くようになります。
もしかしたら、自分の体調を考慮しても良い案件が見つかるかもしれません。
転職がきっかけで体調が良くなった知人もいますし、何より転職サイトへのエントリーは無料ですのでエントリーだけでも済ませておけば、いざ転職することになったとしても慌てることはないかと思いますよ。

まとめ:自律神経失調症が原因で休職【退職や転職も視野に】

自律神経失調症の症状が酷く、今の仕事を休職しようと考えている場合に実践すべき4項目は以下です。
・上司に相談して、業務内容の変更や配置転換を願い出る
・産業医がいるのであれば相談する
・会社の休職制度を確認する
・転職の準備もしておいた方がよい
自律神経失調症が原因で、休職や退職といった選択をせざるを得ない状況は非常に辛いことです。
自律神経失調症の症状はそれほど酷くなり得るものであり、私の場合は立ち上がることさえ困難な時期もありました。
ですが、自律神経失調症は、ストレスを取り除くことや生活習慣を見直すことで必ず改善に向かいます。
私は自分に甘く、生活習慣を軽視していたことで20年間患うことになり、今も症状は続いています。
症状が辛いからといって、何もしなければ良くなることは絶対にありません。
大事なことは、改善に向けて行動することです。
一緒に頑張りましょう。
