
こういった心配に答えます。
本記事の内容 → ホーチミン観光の注意点
・通貨の桁が大きすぎてボッタクリにあいやすい
・道端で親切な道案内。実はココナッツジュースを売りたい下心
・道端で無理やり靴を磨きだす。磨き終わったら代金を請求されます
・メーターが動いていないタクシー
この記事を書いている私は、実際にベトナム・ホーチミンでボッタクリにあいました。その経験から得たホーチミン観光の注意点を書いています。
年末年始はベトナムのホーチミンで過ごします。
バイク多過ぎワロタ😅 pic.twitter.com/hNHIhuIxx2— らくだ@ちょいくら スポーツジム7ヶ月 (@ChoikuraBlog) December 30, 2019
ホーチミンは急速に発展する活気に満ち溢れた都市です。
ただ、お金に関するトラブルは頻繁にあるので、被害にあわないように注意しましょう。
ベトナム・ホーチミン観光の注意点【4選】
現地語が分からない日本人が注意すべき点は以下です。
・通貨の桁が大きすぎてボッタクリにあいやすい
→1桁大きな札を要求されることはザラです
・道端で親切な道案内。実はココナッツジュースを売りたい下心
→頼んでもいない道案内、最終的は商品を売りつけられます
・道端で無理やり靴を磨きだす。磨き終わったらお金を請求されます
→頼んでもいない靴磨き、最終的には代金を請求されます
・メーターが動いていないタクシー
→メーターが動いていないボッタクリタクシー
それでは、それぞれ説明していきます。
通貨の桁が大きすぎてボッタクリにあいやすい
ベトナムの通貨単位はベトナムドン(VND)です。
1ドンが約0.0047円(2020/01/29現在)
この「ドン」の問題は、非常に桁が多い(0が多い)ことです。
日本人にとって、この0の多さが非常に厄介で、ボッタクリの原因になっています。
ボッタクリの手口
まずは、こちら↓のお札をご覧ください。

200,000(20万)ドンです。
日本円にすると、約1,000円です。(ゼロを2つ取って、1/2にすると日本円に近い値)
日本人の感覚からすると、ゼロが2つ多い感じですよね。
そして、実はこれが日本人がボッタクリにあいやすい原因になっています。
まず、ベトナム人は桁数が多い自国の通貨に対して、ゼロを最後まで読みません。
上記、200,000ドンですと、下3桁を「k」と略して、200kと呼びます。(k = 1,000)
ただ、実際ベトナム人は、「k」さえも略して、「200」(ツーハンドレッド、ツー ゼロ ゼロと呼びます)。この時、慣れていない日本人はどのお札を出していいか分からずパニックになります。
例えば、合計100,000ドン(日本円で500円)のお土産を買ったとすると、ベトナム人は100(ワン ハンドレッド)と言ってきます。
その時、日本人が財布を見ながらあたふたしていると、おもむろに200,000ドン札を5枚要求してきます。
そうすると、200,000ドン×5枚=1,000,000ドン(日本円で5,000円)
既にお分かりの通り、上記の例だと500円で済むところを5,000円払わされることになります。
実に10倍のボッタクリですが、これくらいはよくある日常的なボッタクリです。
札に書かれているゼロが多すぎて、どの札をだしていいか分からなくなっている日本人をうまく騙しているわけですね。
ちなみに、このボッタクリ手法はお釣りでもやられます。
手渡されたお札のゼロが一つ足りないことは良くあることです。
ボッタクリ対策
まずこのボッタクリ手口はレジ打ちをしない(レシートが出ない)、市場や小さいお店は100%使ってくると思った方がいいでしょう。
そして、このボッタクリ手口に騙されない対策は「計算機」を使用することです。
暗算ですと慌ててしまい、ボッタクリ店員のいいなりに一桁多いお札を出してしまいます。しかし、計算機に値段を入力し、ボッタクリをしようとしている店員と、値段を確認しながらお札を用意すれば問題なく支払うことが出来ますし、ボッタクリ店員も数字を見ながらですと騙そうとはしてきませんので有効な手段です。
ボッタクリ対策として、買い物の際は必ず計算機を使用することを強くおすすめします。
道端で親切な道案内。実はココナッツジュースを売りたい下心
ホーチミン市内を歩いていると、よく「どこに行くのか?」と尋ねられます。
そして、行く先を告げると、何故か頼んでもいない道案内を始める人がいます。
この案内人がジュースや食べ物(多いのはココナッツジュース)を売り歩く「行商人」であれば、案内後に100%商品を売ってくるものと思っておきましょう。
無理やりとはいえ、案内してくれた人を無視出来ない「日本人の優しさ(気弱さ)」を利用した手口といっていいでしょう。
しかも、この行商人は「代金ボッタクリ手口」まで使ってきますので、致し方なくお金を払う時も注意が必要になります。
しかも、「ココナッツジュース」は冷たくもなく、あんまり美味しくないです。(苦笑)
道端で無理やり靴を磨きだす。磨き終わったら代金を請求されます
こちらも、ホーチミン市内で見かける「靴磨きや(掃除屋)」です。
市内を歩いていると、歯ブラシと歯磨き粉のようなものを持った人が近づいてきて、おもむろに履いている靴の掃除をしだします。
これもよくある手口で、掃除が終わった後に代金を請求されます。
そして、「代金ボッタクリ手口」も使ってきます。
特に靴磨きが必要ないのなら、キッパリと断るか、ダッシュで逃げましょう。
メーターが動いていないタクシー
ベトナムのタクシーは初乗りが12,000ドン(約60円)と安いので、気軽に利用出来る交通手段です。
とくに、ホーチミン市内の気温は年中30℃前後で暑いので、目的地が少し遠いのであれば、涼しくて安いタクシーはおすすめです。
しかし、タクシーのトラブルは意外と多く、私の場合はメーターが動いていなく、最終的に相場より遥かに高い料金を請求されました。
タクシーに乗って、万が一メーターが動いていなかったら、動いていないことを注意しましょう。また、注意したにもかかわらずメーターが動いていなかったり、到着してしまった後に気が付いたのであれば、相場の料金を渡してさっさとタクシーを降りてしまいましょう。
運転手によっては、大声を出してくるかもしれませんが、無視して車から遠ざかりましょう。
また、タクシーを装った違法タクシー(日本で言う白タク)もあるので、タクシー選びも注意する必要があります。(違法タクシーの運転手は制服ではなく私服です!)
まとめ:初めてのベトナム・ホーチミン 観光 注意点

基本的に、お金に関するトラブルが多いです。
・通貨の桁が大きすぎてボッタクリにあいやすい
・道端で親切な道案内。実はココナッツジュースを売りたい下心
・道端で無理やり靴を磨きだす。磨き終わったら代金を請求されます
・メーターが動いていないタクシー
しかし、事前に知ってさえいれば、何てことのないトラブルですし、少し騙されても勉強代として諦めがつくものばかりです。
治安も心配しましたが、ホーチミン市内は深夜に歩いていても、大通りであればトラブルに遭うことも少ない印象です。
観光客も多いホーチミンは、深夜であっても路上に露店などが立ち並び、賑やかで、楽し気な街です。確かに、お金のトラブルは多いのですが、ベトナムドンの桁数に慣れてしまえばなんて事ありません。
私はまた、ホーチミンに帰ってきたいと思っています。