仕事のマインド

職場におけるコーチングとは?【部下の自発的な行動を促す】

皆さんは「コーチング」と聞いて何を思い浮かべますか?

私の場合は、野球やサッカーのコーチが頭に浮かびました。

実際のところ、語源は「馬車」であり、「大切な人を、その人の望むところまで送り届ける」という意味から始まり、「家庭教師の俗語」、「ボート競技の指導者」、「大学内の受験指導をする人の呼び名」を経て、現代の「指導する」というような意味で使われるようになっているようです。

コーチングとは?

コーチングとは、「目標を達成するために、継続的にサポートを行うコミュニケーションスキル」です。

ちょっと難しいので具体的な例を示します。

貴方が、自分の子供に自転車の乗り方を教えるとします。

息子「少し走ると、フラフラして転んじゃう」
貴方「ペダルの漕ぎ方が弱いから転ぶんだよ。もっと強く漕いでみな!」

上記のようにいわば手取り足取り教えることは、コーチングではなく、「ティーチング」になります。

コーチングの場合は、とにかく相手の意見を聞くことを優先します。

息子「少し走ると、フラフラして転んじゃう」
貴方「そっか、転ばないためにはどうしたらいいと思う?」
息子「もっと、しっかりペダルを漕げばうまくいくかも!」
貴方「よし、もう1回やってみよ!」

このように、相手が問題に気づくまで、コミュニケーションを繰り返すことをコーチングと呼び、結果として相手の自発的な行動を促すことになるのです。

コーチングの大事な要素

コーチングの大事な要素とは以下の3項目です。

1.自発的な行動を促す

2.相手の中にある答えを導く

3.相手を100%信頼し味方でいる

ティーチングだけでは、いわゆる「指示待ち人間」になってしまいます。

相手の目標に対する、「ギャップ」を意識させ、目標に対して何が足りなくて、次の行動は何をすればよいのかを「相手に気づかせる」ことがコーチングです。

貴方が管理職という立場であれば、部下の話をよく聞き、質問を繰り返すことで、部下の中にある「答え」を導きだすことがコーチングになります。

上司である貴方がコーチングをよりよく実践するために必要なスキルは、教える力ではなく「聞く力」です。

よい聞き手にならなければコーチングは成り立ちません。

上司に必要な「聞く力」

部下から、「上司が話を聞いてくれない」と思われることは、職場において非常にマイナスなことです。

自分では聞いているつもりでも、貴方に「聞く力」が備わっていないと、部下からは上記のように思われてしまっているかもしれません。

よい聞き手になるためのポイント

1.部下のために時間をとる

2.部下の意見を尊重する

3.場所を変えたり、話しやすい環境を作る

4.話をさえぎらずに最後まで聞く

5.効果的な質問をする

6.部下の言ったことを自分が理解しているか確認する

以上を意識して、相手の話を聞くと、「ちゃんと聞いて貰えている」と思われることになり、貴方も相手の言っていることがよく理解出来、相手から答えを導き出し易くなります。

逆に、貴方が話しづらい態度を取ると、コーチングは全く成り立ちません。

話しづらい態度の例

1.攻撃的な応対

2.相手より優位に立とうとする

3.PCのモニターを見ながら話す

4.偉そうな振る舞い

まさしく嫌な上司の典型的な態度ですね。気を付けなければなりません。

こういった態度を取ってしまう背景には、

相手を言い負かしたい
自分の立場を守りたい
自分の知識の無さを露見したくない

といった、自分勝手であさはかな考え方を持っているからです。
コミュニケーションの意味を履き違え、相手を論破することが話し合いであると勘違いしているのでしょう。
このような上司の元で部下が育つことは皆無です。

貴方にひとつでも思い当たることがあるのであれば、態度を改めなければなりません。

まとめ:職場におけるコーチングとは?

コーチングとは、手取り足取り教えることではなく、よりよいコミュニケーションを繰り返しながら、相手が自発的に行動し、自分の中にある答えを導きだすまでサポートすることです。

そして、上司は「良い聞き手」にならなければコーチングは成り立ちません。

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