体と心を整える

自律神経失調症の症状と改善へのヒント【20年患った体験談】

患者さん
患者さん
めまいが酷くて、立っていることさえも辛い・・・。病院に行っても体に異常は無いって言われるけど・・・ 。本当に生きることが辛い・・・。

こんな心配に答えます。

本記事の内容 ⇒ 自律神経失調症の症状と改善へのヒント

この記事では私が20年以上患っている「自律神経失調症」について書いていきます。
同じ症状で悩んでいる方々にほんの少しでも役立つのであれば幸いです。

自律神経失調症とは 自分の意思でコントロール出来ない神経

自律神経とは、内蔵を動かすことや汗をかくことなど自分の意志ではコントロールすることが出来ない自動で働いている神経です。

自律神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれる激しい活動を行っている時に活性化する『交感神経』と、「休む神経」と呼ばれる『副交感神経』の二つに分類されます。状況に応じて二つの神経が切り替わって働いているのですが、この二つの神経のバランスが崩れた場合に起こる症状の総称を自律神経失調症と呼びます。

交感神経と副交感神経はおよそ12時間毎に優位が入れ替わると言われています。夜更かしやストレスで脳を休める時間が減少すると自律神経が興奮し、交感神経と副交感神経の優位入れ替わりのバランスが崩れ自律神経失調症になるとされています。

めまい、冷や汗、動悸、痺れ、立ち眩み、頭痛、微熱など人によって症状は様々ですが、内臓や器官には異常が見つからないので、病院で検査しても「異常無し」と診断されてしまいます。

自律神経失調症の症状  めまいと動悸が24時間

自律神経失調症には人によって様々な症状が現れます。
特に原因も思い当たらないのにいろいろな不快感を示す方が多いようです。

・身体的な症状
 めまい・動悸・疲労・頭痛・手足のしびれ・不眠・耳鳴り・微熱・目の疲れ・多汗・冷や汗・腹痛など

・精神的な症状
 憂鬱・イライラ・落ち込み・あせり・パニック・恐怖心など

私の場合、特に目眩・動悸が酷く、あまりにも酷く続くと精神がパニック状態になってしまい、自分で精神をコントロールすることが出来なくなってしまいます。このパニック状態が車の運転中や電車の中で起こってしまうので、どんどん引きこもりになってしまっていたのです。

自律神経失調症の原因

自律神経失調症の症状が人によって違うように、その原因も人によって様々です。自律神経のバランスが崩れる要因はいくつか考えられます。

・ストレス
職場、家庭、学校などで人はいろいろなストレスを受けています。ストレスは自分で意識していなくても溜まっていくもので知らず知らずに影響を受けている場合があります。ストレスに弱い体質・性格の人は自律神経のバランスが崩れやすいと言われています。

・生活リズムの乱れ
夜更かし、夜遊び、夜の仕事。今は真夜中でもコンビニは営業していますし、昼間と変わらない生活が出来ます。こうした生活の乱れが自律神経の乱れの原因になります。

私の場合は上記の原因2つともあてはまると言われました。
社会人になり、一人暮らしを始め生活のリズムも完全に崩れました。そして知らず知らずのうちにストレスを抱えていたようです。自律神経失調症の前には尿管結石にもかかり4日間程入院もしていました。

自律神経失調症 発症 前兆無しの出来事

私の自律神経失調症の発症は仕事中でした。
デスクワーク最中に身体が「ズンッ」と急に重くなり、同時に動悸、目眩に襲われました。この時はまだ「疲れてるのかな?」と思っただけですが、退勤し家に帰る途中の車の中でも激しい動悸と目眩によって車が運転出来ない事態になったしまったのです。

その日は休み休み家に帰れたのですが、まさかこの数年間に渡ってこの症状と苦闘するとは夢にも思いませんでした。

私はこの時自律神経失調症という病名さえ知らなかったので「どうしたこの体?」と思っていました。

主な症状は以下。

・動悸
・目眩
この二つは24時間常に起こっていました。
歩いていても雲の上を歩くようなフワフワした感じになります。
目眩も酷い時にはグラグラと揺れるような感覚の場合もありビックリします。
動悸も常に激しく胸が苦しくなります。

・目の充血
少し仕事をするだけで目が血走り、目の疲れが尋常ではありませんでした。

・手足の痺れ
突然手足が軽く痺れることが多々ありました。

・耳鳴り
就寝時や静かなところで耳鳴りが激しくなります。

自律神経失調症 休職寸前まで追いつめられる

自律神経失調症が発症してから、仕事、プライベート共に辛い生活が始まりました。

常に目眩と動悸がありますので車に乗ることがとても苦痛になります。あまりにも動悸と目眩が起こっていると「このまま運転中に意識を無くしてしまうのではないか?」という不安が襲いますます症状が重くなります。
後からわかったのですが、軽い「パニック症」も併発していたのです。

運転中に何度か動悸が酷くなり運転が不可能になったことが何度かありました。これは会社の朝礼なども同様で「ここで倒れてしまうかも!?」と不安になるとパニックになってしまうことが多かったものです。
電車や人混みも同様です。
長時間立つことや集中して何かをやることが不可能な体になってしまったのです。

プライベートも同様にどこかに出かけるといったことが苦痛になります。
とにかく何もせずに寝ていたいのです。
当時私には付き合っていた女性がいたのですがデートや旅行はたまらなく辛いものになってしまっていたのです。

自律神経失調症で辛いことはこの辛さを他人に分かってもらえないことです。いくら説明しても精神的なものと済まされてしまうことも何度かありました。

ここで当時の1日の生活を振り返ってみます。

・起床
この起床時でその日1日の体調が予想できます。
体調が悪いときは起きあがった瞬間に目が廻っています。

・出勤
会社には車でしか通勤出来ないのでどんなに目が回っていても車を運転します。動悸も激しいのでわずか20分足らずの距離が不安で溜まりません。

・朝礼
当時所属していた課は立ったまま朝礼を行っていました。
「この場で倒れてはいけない」との思いが強くなりパニック症を引き起こしたこともあります。
動悸と目眩が酷いので常に「倒れていまうかも」と不安を抱えているのです。

・仕事中
私は幸いにも立ち仕事ではありませんが、それでも目眩、動悸のため集中力が続きません。
階段を降りるにも手すりに掴まらないと怖くて降りられない程です。
長い打ち合わせの最中は座っていても辛くて辛くてたまりません。

・退勤
出勤時と同様にフラフラになりながら車を運転して帰ります。
このころから、飲み会の誘いなどは極力断るようにしていました。

・夕食~就寝
病気のせいか1日の疲労感は凄まじく夕食後は何もせず寝てしまいます。
ただ、布団に入っても動悸と天井がグルグル回るよな感覚でなかなか寝付けません。

自律神経失調症 診断 体には異常がなく原因不明

すぐ治ると思っていた症状が3ヶ月以上経ってもまるで良くなりませんでした。このころになると目眩だけではなく、酷い立ちくらみや手足の痺れも出始めていたので会社を休んで病院で診て貰うことにしました。

まず、一番始めに心配したのが頭(脳)の病気です。
しかし、CTやMRIを受けても特に異常は見つかりませんでした。
近くの大学病院、有名な耳鼻科などいろいろ診察してもらいましたが特に原因が分かることはありませんでした。
「検査の結果異常は見あたらない、精神的なものかもしれません。」を繰り返されるだけでした。脳に異常がないことが分かったのが私としては唯一の希望でして、「とりあえず死ぬことは無さそうだ」とほんの少し安心したことを覚えています。

いくら病院を回っても「体に異常はない」「精神的なもの」「ゆっくり休め」を繰り返されるだけで病状はいつまで経っても改善されませんでした。
この時からネットや本で自分の症状を調べてみると「自律神経失調症」という言葉を見つけました。

自分の症状と比べてみてもどうやら間違いなさそうで病院は「心療内科」というところで診てもらった方が良いとのことでした。
早速、近所で心療内科がある病院を調べ受診することにしました。

心療内科での診察は次の通りでした。
・自分の症状についての説明
・既往歴
・仕事や日常生活でのストレス具合の質問
・心理テスト
・血液検査
・心電図

何日か通院することで得られた診断結果はやはり「自律神経失調症」。診察を受けながら自律神経失調症を治療するにはいくつかの方法があるとのことでした。
・薬物療法
・自律訓練法
・心理療法
人によって合う合わないがありいずれにせよ長期間の治療が必要とのことでした。

自律神経失調症 治療 薬では治らず、生活習慣を見直さずに20年以上患う

心療内科で「自律神経失調症」であると診断されたから、先生のカウンセリングと薬物治療で改善を試みました。

ただ「自律神経失調症と診断された」と書きましたが、実際のところは、原因不明の調子の悪さを全て「自律神経失調症」と診断するのだろうなと思います。

ですので、薬は処方されますが、具体的な治療法は無く、手探りな状態と言っていいと思います。結局のところ、自律神経失調症の原因が分からないのですから。

そして、自律神経失調症には以下のような薬が処方されます。

・自律神経調整剤
自律神経の中枢に直接作用して安定を図る薬。副作用が少ない。

・精神安定剤
自律神経の緊張を緩和させ、不安や緊張を和らげる薬。副作用有り。

・ビタミン剤
自律神経のバランスを整えるビタミンA、B群、C、E。

・漢方薬
黄連・抑肝散・芍薬

しかしながら、私には薬の効果はほとんどなく、精神的にも不安が取り除かれることもありませんでした。
どうやら私の場合、自律神経失調症を発症した原因は、心理的なストレスよりも「生活習慣」が問題だったようです。

今思えば「たばこ」と「運動不足」、この2つが問題だったのでしょう。

そして、自分に甘い私は、分かっていながらも「生活習慣」を見直さなかったのです。

この「生活習慣」見直さなかった結果、この後自律神経失調症を20年以上も患うことになるのです。

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